おりふしの記
2013年 04月 10日
今年に入って自宅にたくさんの段ボールの箱が届きました
なんと!! 父がいつの間にか本を作っていたのです~ ( もちろん非売品 )
父と関係があったお世話になった方々にお送りするとのこと ・ ・
私はまだちゃんとは読んでいないのですが ( 拾い読みくらい 。 。 ) 今まで父が折にふれ書き溜めていたものをまとめた随筆、エッセー本のようです
何百冊の本の束を見て正直、ビックリ呆れたりもしましたが ( 費用がどれくらい掛かったか聞く勇気もなく~ ) きっと最後になる父のわがまま? を母と黙認するしかありませんでした(笑)
学生時代
生徒会長まで任された父は本当は大学に進学したかったそうですが、家が貧しかったために ( 祖母が女で一人子供たちを農業や土方をしながら支えてきたので ) あきらめて、高校卒業して消防の職に就いて一家を支えてきた人でした
若い頃から苦労人だった父は我慢強く、仕事でのストレスもきっとあったでしょうが、今まで一度も愚痴などを聞いたことがありませんでした
又
私が若い頃、生きるのが辛くて少し自暴自棄になっていた頃
何もかも上手くいかないのは家庭環境が悪かったせいだ!! と人のせいにして
夜の街で知り合った男性と恋に落ち、家を飛び出しその男性の家に転がり込んでかなり両親、親戚に迷惑、心配をかけていた頃
父に対してもすごく反抗的で、優しい父が気の強い祖母を連れてきたから母との争いが絶えず、私も子供の時から苦しくつらい思いをしてきたことをぶつけたこともありました
いろんな葛藤、苦しみの感情を抱えていた10代、20代
ですが、今では ・ ・ 父、母、祖母
完璧な人間ではなく、もがき苦しみながら一生懸命人生を生きてきたんだと心の底から理解できます ( かなり時間がかかりましたが )
そんな父も母も今では本当に穏やかに暮らしています ( 昔の戦友のように )
苦労した分、健康で長生きしてほしいと切に願っています ・ ・